はろはろ、えむに(@m2_MMkz)です。
今回は、おすすめのギター音源を紹介したいと思います。
ギター音源はギターが弾けない人だけでなく、 ギターが弾ける人でもギターの音を手軽に楽曲に入れたい時に活躍します。
最近は技術も進歩しており、一部の音楽関係者も騙されるほどリアルな音になってきていますが、
現在売られているギター音源が多すぎてどれを買ったらいいかよくわからないと思います。
そもそもギター音源はひとつの音源であらゆる場面に対応できるということはありませんので、
用途やジャンルによっていくつもの音源を使い分けることが前提となります。
そのためどれか一つだけ買うのではなく、それぞれの音源の得意なところや弱点を把握して、
いくつも買って組み合わせて使いましょう。
それではおすすめのギター音源を紹介していきます。
Contents
Junk Guitar (Fujiya Instruments)
(出典:Fujiya Instruments)
ハムバッキングピックアップを搭載した国産ハンドメイドギターSTR Guitarsをサンプリングした Native InstrumentsのKontakt専用エレクトリック・ギター音源です。
GUIが使いやすいように作られていて、ギター音源の中では比較的簡単で、 打ち込みが直観的にできるように工夫されています。
多くの音源は設定画面などが隠されており、設定を追い込む際に画面移動が多く面倒ですが、この音源は最初の画面にすべて用意されているので移動が少なく楽ちんです。
また日本のメーカーなので取扱説明書も日本語で丁寧に書かれているのでポイントが高いです。
多くのギター音源は海外製で、取扱説明書も英語しかないことが多いので、これはとてもありがたいです。
DI音源のみの収録なので別途アンプシュミレーターが必要になるので注意です。
どのようなジャンルでも対応できますが、歪ませてロックなどの曲に一番合うと思います。
デモ動画
動画を見ると、使われているキースイッチも限られていますし、使いやすそうです。
音も相当リアルなのでおすすめです。
プロの作曲家の方はデモ用としてよく使っているそうです。
ELECTRI6ITY (VIR2)
(出典:ELECTRI6ITY (VIR2))
ストラト、レスポール、テレキャスターなどのハイエンドギター8種類を収録した最強のギター音源です。
とにかくリアルなギター音源を求めるならこの音源で決まりです。
ただ、 動作が重くまた少々古い音源なので注意が必要です。
打ち込みもなかなか難しく、リアルなギタートラックを作るのには時間と労力がかかります。
この値段で8種類のギター、アンプ・エフェクター付きなのを考えると案外コスパは悪くないかもしれません。
動作は重いし打ち込みも大変なので、ギターが弾けない人が打ち込みだけで完成させる場合に使うのが多いのかなと思います。
デモで使うにはちょっと使いにくいので、使う場面を選ぶ音源ではあります。
デモ動画
付属のアンプでは少々古臭い音になっていますが、 別途アンプシュミレーターを用意することで現在でも十分通用します。
また、これだけ多様なギターを収録した音源は少ないため、 とりあえずこれを買っておけばだいたいの曲に使える点もおすすめポイントです。
Real シリーズ(MusicLab)
(出典:MusicLab)
MusicLabが出しているRealシリーズはレスポール、ストラト、リッケンバッカー、8弦ギター そしてアコースティックギターがあります。
音色以外GUIなどは統一されているため、どれか一つになれたら他の製品も使えるようになります。
なので一通りそろえちゃってもいいかもです。
自分はかなり気に入っているので、8弦ギター以外は持っています。
さすがに8弦ギターは使いどころに困りそうなので持ってません(;^ω^)
このシリーズの魅力は大量のMIDIパターンが収録されていることです。
様々なジャンルにBPMごとのパターンがあるので、並べてコードを指定するだけでギタートラックが完成します。
デモ動画
個人的な使い方としてはバッキング特化させています。
収録されているバッキングパターンがかなり優秀で、 それらを組み合わせるだけで手軽に作れるので重宝しています。
ソロモードは少し力不足な感じがするので、もっとリアルに打ち込める音源を使っています。
アコースティックギターのREAL Guitarについては別途記事を書いているので、 良かったらこちらも見てください。
UJAM VIRTUAL GUITARISTシリーズ
(出典:UJAM)
UJAMはギターに限らずベースやドラムなど様々な楽器において 簡単な操作でフレーズを制作することができるツールを販売しています。
最近では、ビートメイカー「HYPE」が20ドル割引になっていて、Twitterでも多くの人が購入した報告をしていました。
VIRTUAL GUITARIST シリーズには、ロック向けエレキギター、ポップス向けエレキギター、 アコースティックギター、ナイロンギター、8弦ギターがあります。
このVIRTUAL GUITARISTは、自分で細かく打ちこむのではなく、収録されているMIDIパターンを組み合わせてトラックを作っていく音源です。
自由にフレーズを作るというよりとりあえずギターの音を入れたい時に重宝します。
また自分があまり詳しくないジャンルの定番フレーズなどが簡単に取り出せるので、手軽に○○風なフレーズが作れる点が非常に強いです。
デモ動画
個人的にあまりリアルとは言えない音で、少しデジタルくさくもあるので、これを本チャンで使うというよりは デモなどで仮で入れるときに使うのがいいと思います。
フレーズだけもらって、音源は別のを使うというのもありだと思います。
AMPLE GUITAR シリーズ(Amplesound)
(出典:Amplesound)
Ample Soundは非常に多くのギター音源を販売しており、好みのギターだけ個別に買うことができるため、ギターにこだわりのある人やギタリストにも人気な音源です。
打ち込みもしやすく音もかなりリアルなので、人気のあるシリーズとなっています。
また、かなり質のいいアンプシュミレーターやエフェクターも付随しているのでコスパもかなり良くなっています。
ソロもバッキングも十分に使え、動作も割と軽いのでもうこのシリーズだけでいいんじゃないかと思えてしまいます。
デモ動画
かなり質がいいと思います。
ギター1本につき1万5千ほどなので必要に応じて買いそろえていけばいいのではないでしょうか。
V-METAL (PROMINY)
(出典:PROMINY)
V-METALは名前の通りメタルに特化したギター音源となっています。
ESPの Alexi Blackyをサンプリングしており、パッケージにある死神のキャラクターからもメタルバンドであるチルドレンオブボドムを強く意識している音源です。
かなりとがった音源で、チルドレンオブボドムを意識していることからドロップCチューニングとなっており普通の曲には使いにくくなっています。
というか汎用性は皆無ですね( ´∀` )
メタル、特にチルドレンオブボドムが好きなら間違いない音源です。
単一のギターを収録した音源としては約19GB、2万6千サンプルとかなり気合の入ったものとなっており、メタラーなら買いです。
デモ動画
メタルギターは特殊奏法などを駆使したものが多く、またブリッジミュートで単音を高速で弾くなど通常では考えられないフレーズが多いため普通の音源では機械っぽくなりがちです。
この音源はメタルに特化しているため、それらをクリアしておりかなりメタルに関しては質の高い音源です。
HEAVIER 7 STRINGS(Three-Body Technology)
HEAVIER 7 STRINGSも名前の通り、メタルに特化した7弦ギター音源となっています。
こちらも単一のギターだけを収録しているにも関わらず、独自エンジンの開発やサンプリングを含め4年に及ぶ時間を費やして開発されたもので、かなり質がよくなっています。
また7弦とは言え、7弦目を使わなければ普通の6弦ギターと変わらないので、汎用性も高いです。
ちょっとヘビーな重心の低いギターを入れたい時に重宝します。
最大16個のラウンドロビン・サンプルにより、べた打ちでも自然な演奏が可能なので打ち込みやすさも十分あります。
デモ動画
ブリッジミュートのドゥンと低く響く感じが個人的に一番好きな音源です。
あの感じを出すのは打ち込みではかなり難しいので、非常に優秀だと思います。
UIがすごくかっこいいのもポイントが高いですね。
最後に
技術の進歩が一番感じやすい音源と言えるギター音源を紹介してきました。
かなりリアルなサウンドが実現されていて、さらに打ち込みも簡単になってきています。
ただ、冒頭で言ったように一つの音源で完結するのは難しく、
様々な音源を組み合わせて使っていくことが必要になります。
どのメーカーも無料でデモ版を提供しているのでとりあえずそれをインストールして使ってみるといいでしょう。